みなさんの植えた稲苗は順調に分蕨(株分かれ)し、太くすくすくと育っています。

ただ、天気予報の連日の雨予想にも関わらず、ほとんど雨の降らない日々が続いています。

旱魃とまではいきませんが、空を見上げては、雨が降るのを待っている状態です。

今は、共同の給水ポンプが止まっている時期なので、水を入れられない田んぼは、ひび割れてきました。

ですが、ご心配には及びません。

写真の通り、稲はそんなにやわではありません。

オモダカもきれいな花を咲かせています。

とはいえ、雑草なので、かわいそうですが、この後、取り除きました。

 

空梅雨とはいえ、ホタルのいる季節になりました。

TCC場内でも、ヘイケボタルが出ているかの確認をしてきました。

台風の影響や人が手入れしない放置したままの自然状態では、ホタルの住む環境はどうしても年々悪化していきます。

さらに例年より、沢の水量も少ないので、ホタルの生存を危惧していましたが、心配には及びませんでした。

緩やかな沢の流れをホタルの光が反射して、水面に突き出した枝葉の暗闇の中で、光が明滅しています。

去年よりもやや賑やかになったような印象でした。

まだまだ観察するための整備が追いついていないのと、移動手段の問題、環境へのインパクトを考えると、大人数でのツアーやイベントは難しいのですが、谷津田再生プロジェクトにご参加頂いている方達には個別にご案内したいと思いますので、関心のある方はご連絡ください。

そして、もう一つ、うれしい発見がありました。

TCC田んぼにも、ホタルの緑がかった光がちらほらと飛んでいたのです。

昨今、農業人口の減少と高齢化により、どうしても農薬や機械に頼らざるを得ないことが多いです。

私達の田んぼの上流にも3枚の田んぼがあり、恐らく、例にもれません。

なので、ホタルの生存は半ば諦めていたのですが、まだまだ希望の光は消えていないようです。