東京クラシッククラブ 馬主クラブ、クラインガルテンのクラブハウスの模型です。
今回は、自然の中で馬と一緒に豊かなオフタイムとライフスタイルを実現させる世界基準の空間を整えるため、趣味の雑誌を発行する株式会社エイ出版社に建築並びにプロモーションやイベントのプロデュースとして参画いただき今までにない自然の中で馬と一緒に豊かなオフタイムを実現させる世界基準の空間を整えるように準備しております。

 

 

設計者コメント

木立に浮かぶ 樹冠に浮かぶ
来訪者のカントリークラブライフを演出する2つの建築とランドスケープ

針葉樹林の中に建つ厩舎は通気性のよい場所を好む馬の性質上、日当たりのよい南東向きとして、地面から少し浮かしたような形にしている。
杉の木立に浮かぶ開放的な厩舎は来訪者の目にとまり、屋根に植えられた草花は風にそよぎ気持ちの良いカントリーライフをイメージさせる。

広葉樹林の中に建つクラインガルテンハウスは様々なアクティビティを可視化できるシンプルなコンクリートとガラスの建築としている。
乗馬や畑仕事に必要なアイテム、畑で採れた野菜を調理するキッチン、ワークショップスペース、子供も大人もくつろげるラウンジ、樹冠に浮かぶ空中テラス。
シンプルなガラスの箱の中で織り成すこれらの景色が森の中に溶け込んでいく。

丸馬場で行われる馬とのコミュニケーション
蹄を付け替える人と馬の姿
イベント広場に集まるゲストや地域の人々の笑顔
馬の姿をみながらくつろぐゲストの輪
アスレチックを楽しむ子供のはしゃぐ声

伝統的なヨーロッパ式の厩舎とハウス及びその周辺のスペースでは
アニマルウエルフェアの精神のもと東京クラシックのコンセプトが具現化されていく。


古谷デザイン建築設計事務所
古谷 俊一

1974年東京都中央区生まれ。明治大学理工学部建築学科、早稲田大学大学院を経て南青山に本社を持つイデーに入社。個人、法人クライアントオファーによる建築、インテリア、ガーデンデザインを多数行う。その後、建築のコンサルティングを行う都市デザインシステムを経て、2009年古谷デザイン建築設計事務所を設立。商業施設から住宅まで、建築、ランドスケープ、インテリアに包括的に関わりながら、都市空間と、人と緑の関係をデザインする。主な作品は「渋谷MODI」(旧渋谷丸井)「大森ロッヂ新棟 運ぶ家」「港区立麻布図書館」「聖蹟桜ヶ丘シェアプレイス」など。グッドデザイン賞2015、他建築系アワード受賞。一級建築士。一女の父。